
しだれ桜の並木を抜け、トンネルを潜った先に現れるMIHO MUSEUM。建築家I.M.ペイが『桃花源記』を理想に掲げ、建物の80%を地中に埋設して創り上げた、自然と建築が共鳴する美術館です。
「光こそが鍵」と語ったペイの言葉通り、エントランスに降り注ぐ柔らかな光と、計算されつくしたスペースフレームの構造美には、理知的な静寂が宿ります。東西文明の至宝と、窓外に広がる山々の借景。緻密なディテールがもたらす「余白」のなかで、私たちは喧騒を忘れ、内観的な美の旅へと誘われます。歴史とモダニズムが最高次元で昇華された、光の聖域です。
- 住所:滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300−300 桃谷300
- 滞在目安:60分